食品添加物とは
コーヒーに手軽にミルクを入れられるコーヒーフレッシュは、とても便利なものですが、
便利なものにはウラがある…
かもしれない、ということで
コーヒーフレッシュの原材料を調べてみました。
そもそも、コーヒーフレッシュ(別名:ポーションクリーム)は日本人が作った和製英語で、
英語では、クリーマー(creamer)というのですが、
このコーヒーフレッシュの原材料、
実は本物のミルクではなく、
植物油とお水と乳化剤などの添加物を混ぜてできた、
薬品の塊だということが分かりました。
私は今まで、”コーヒーフレッシュ”という名前に
見事に騙されていましたが、
これではフレッシュどころか、
全くの偽物ミルクということになります。
原材料をまとめると、主にこの3つ
ですが、
「ちょっと待って!水と油は混ざらないんじゃないの?」
よくお気づきになりました、そうです、
そこで食品添加物を使うのです!
まず始めに使う添加剤は、
乳化剤 というものを使いますが、
この乳化剤という名前の由来は、
その名のとおり、牛乳っぽく変化させられるから?
ではなく、水と油を混ぜあわせられる添加剤だからで、
成分は、シャンプーでおなじみ、あの界面活性剤です。
で、コレを入れると、何と水と油がすぐに混ざって、
しかも、ミルクっぽく白く濁らすことができるそうで、
生クリーム仕立てのような
コーヒーフレッシュも同じ方法だそうです。
しかし、コレだけだとミルクのとろみが足りないので、
増粘多糖類(ぞうねんたとうるい)という添加物を入れて、
トロトロのトロみを出します。
増粘多糖類は、増粘安定剤、増粘剤、結着剤
などともというように、
ネバネバ感、トロトロ感を増やすための添加剤です。
さらに、カラメル色素 という添加物によって、
クリームっぽい、ごく薄い茶色に色をつけ、
さらには、クリームの香りを出すために香料を入れ、
そして、ダメ押しで、賞味期限を伸ばすための
pH調整剤も入れている、
まさに薬剤だらけ物なのです。
もう一度、コーヒーフレッシュの原材料をまとめると、
・植物油
・お水
・乳化剤(添加物)
・増粘多糖類(ぞうねんたとうるい)(添加物)
・カラメル色素(添加物)
・香料(添加物)
・pH調整剤(添加物)
「なんで、本物を入れないの?」
そう、この方法をわざわざ使う理由は、ズバリ節約です。
普通に、本物の植物油とミルクや生クリームを入れるよりも
はるかに安く作れるから、という理由で
利用者に全くのニセモノの
薬剤たっぷりの油水を提供しているのです。
また、はるかに安いからファミレスなどでも
使い放題という形でテーブルに置いてあるのです。
「へえ、今度ファミレス行ったとき成分表示を見てみよう!」
と思ったあなた。実は、ファミレスなどにあるコーヒーフレッシュの
あの小っちゃな容器には原材料表示が書かれていません。
それは、食品衛生法で、
「容器が小さい場合(30㎠以下)であれば
成分を表示しなくて良い」
と決めているからです。
ですので、コーヒーフレッシュの原材料を確かめるには、
スーパーなどの袋詰めされたコーヒーフレッシュの袋の裏を見ればよいでしょう。
しかし、この成分表示にも食品衛生法のウラがあります。
実は、
「乳化剤や増粘多糖類は、何種類使っても、
まとめて、一括表示してもいい」
とのこと。
つまり、乳化剤にも多くの種類の乳化剤があり、
増粘多糖類にも多くのそれがあるが、
それらの添加物を何種類使ったとしても、
仮に乳化剤が7種類使われても、表示は
「乳化剤」だけでOKだし、増粘多糖類も同じなのです。
乳化剤の種類
日本で認可されている合成添加物
グリセリン脂肪酸エステル(一番、消費量が多い)
ソルビタン脂肪酸エステル、
プロピレングリコール脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル
天然添加物・既存添加物
ダイズや卵黄から採られるレシチン、
キラヤから採られるサポニン、
牛乳を原料とするカゼインナトリウム
などが日本で使用されている。
それ以外(限定的に使われている乳化剤)
オキシエチレン脂肪酸アルコール(果実・野菜の表皮の被膜剤
オレイン酸ナトリウム(果実・野菜の表皮の被膜剤
モルホリン脂肪酸塩(果実・野菜の表皮の被膜剤)
ポリオキシエチレン高級脂肪酸アルコール(ミカン缶詰製造時の果皮除去)
が日本で認可されている。
日本では未認可ですが、海外では
ステアロイル乳酸カルシウム(製パン用途)
モノグリセリドリン酸アンモニウム(チョコレートの粘度低下剤)
などが使用されています。
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