〜 仮想通貨(モネロコイン)とは 〜
モネロコインが世の中に公開されたのは、
2014年4月18日ですが、
そこから約9ヵ月で価値が約24倍になった仮想通貨で、
最近では、時価総額も世界第5位と、ノリにノっています。
そんなモネロコインの特徴ですが、まず英語表記では MONERO COIN と書き、
単位は XMR 、発行枚数は1840万XMRで、
仮想通貨の種類は、アルトコインの一種に分類されます。
また、仮想通貨の機能的には、
暗号技術に「リンク署名」というものを使っているので、
守秘性がとても高いという特徴があります。
また、通貨のシステムを改ざんされにくい長所がある反面、
ネットワークへの攻撃に弱い、という短所も合わせ持つ、
いわば諸刃の剣方式を採用しているのですが、
モネロコインは CryptoNote を利用することで
諸刃方式の弱点をカバーしています。
※ CryptoNote = 匿名性に特化したプロトコル)
他のアルトコインは、モネロコインと違い、
プルーフオブステイク方式を使っていることで
この弱点をカバーしているのですが、
モネロコインは、プルーフオブワーク方式を使っているので
新たに CryptoNote を利用してカバーしたわけですね。
しかも、モネロコインには、まだまだ
匿名性に特化している特徴があります。
マスターキー※ をとても長くして、
送信者が特定されにくく、その情報も守秘できるという点。
※ マスターキー
= アドレス。モネロコインでは、この情報が
1.閲覧用2.送金用
この2つのキー(秘密鍵)から作られているため、
アドレスが長いなっています。「
また、送金するときに、仮に誰か見知らぬ人に
マスターキーを見られても取引履歴を追っかけることができない点も安心です※。
※ これは、ワンタイムアドレス※1 を作ってくれる、
つまり、そこに送金できるようになるから、
ということです。
※1 ワンタイムアドレス = 一時的なアドレスのこと。
こうした匿名性の高さ、つまり、他人から中身や仕組みが
見えにくい仮想通貨は、特定国家や法律からの干渉を
受けにくい特徴もあります。
また、為替の影響を受けにくい、手数料が安いなど、
実際の通貨とか、逆に透明性がメリットの通貨にはない
メリットがたくさんある通貨と言えます。
その他のメリットとして、これは開発者側からのメリット
ですが、モネロコインはプルーフオブワーク方式なので、
マイニングする電気代が高いという欠点がありますが、
モネロのマイニングでは電気代も安く済むという点があります。
これは、マイニング専用コンピュータじゃないと作れない、他の仮想通貨と比べて、一般的なパソコンでできることが理由です。
また、プルーフオブステイク方式なので、仮想通貨が流通しやすくなる
メリットもあります。
しかし、モネロコインには、上記のようなメリットがある反面、
そのメリットゆえの弱点もあります。
上にも書いたように、モネロコインは
匿名性 & セキュリティー に強い仮想通貨と言えますが、
これらに強いからこそのデメリットを紹介していきますが、
まずはプルーフオブワーク方式を使っていることで、
プルーフオブステイクよりも決済に時間がかかるということ。
そして、モネロコインは秘密鍵が2つとワンタイムアドレス
によって、ガチガチに情報をロックしているので、
利用するときに、鍵の解除など、たくさんの手間がかかり、
そのために専門的な知識も必要になってしまう、
つまり、便利じゃないから、
なかなか世間に広がりにくいわけです。
ですので、利用者も増えにくい、
増えなければ価値も下がる。。という懸念があります。
また、匿名で送金ができてしまうため、
ビットコインみたいに犯罪に利用されるのでは?
という危険もあります。しかし、専門家たちは
専門家たち:「モネロコインはあんまり流通量が多くないから大金が動いたら、何らか痕跡が残るはずだから大丈夫だろう」
という意見もあるので、犯罪リスクについては
なんとも言えないところではあります。
メリットもたくさんありますが、デメリットも大きいので、
ハイリスクハイリターンな仮想通貨の1つ
として覚えておくとよいでしょうね。
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