〜 仮想通貨(ステラ)とは 〜
アルトコインの中でも、このステラとリップルは
ちょっと違う特徴があります。
というのも、ステラは、リップルの開発メンバーであり、世界最大級のビットコインの取引所であったマウントゴックスのシステム開発者でもある、
ジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)さんが中心になって、
リップルの開発ソースコードを元にして
開発された仮想通貨だからです。
ステラが公開されたのは、2014年。
公開当初は、リップルの技術を元に運営していたので、
当然、基本的なシステム、仕組みは全く同じでしたが、
リップルの取引のシステム(合意形成システム)
の改善点を発見したことによって、
それを補った新しい分散型ブロックチェーンネットワーク
である、ステラネットワークを開発しました。
※ リップルとは違う、
独自のコンセンサスプロトコル(合意形成システム)
ステラの開発組織は、Stellar Development Foundation
(ステラ・ディベロップメント・ファンデーション)
という非営利団体が運営しているのですが、
彼らの狙いとしては、個人向けのグローバル決済
のためのブロックチェーンで、
個人向けに、すでに数百万口座を開設しており、
通貨としては、ルーメン(XLM)※ を通貨単位とし、
※ 初期の頃のルーメンは、STR(Stellar)
という名前でしたが、
2015年に、ルーメン に改名しました
いろんな法定通貨や仮想通貨の種類で引き出しができます。
とうぜん、決済のための仮想通貨なので、
なるべく価格変動しない設計もされています。
例えば、リップルは発行上限が1,000億枚で
最初から存在する仕組みですが、
ステラは最初に1,000億枚発行され、
その後1年ごとに1%ずつ総量が増えていく仕組みです。
発行上限枚数は、リップルと同じですが、
リップルと違ってステラは初期に
その1000億のほとんどを
ステラの利用ユーザーに配布し、
ステラ開発チームは全体の5%しか保有していません。
※ リップルは全体の25%を保有しています。
そして、配布後は、毎年1%ずつ固定比率で
新しくルーメンを発行し、総量が増えていく仕組みです。
つまり、毎年、総量を1%ずつ増やすことで
より多くのステラを市場に流通させることで、
ステラが安くなるように、価格変動が抑えられるように
誘導しているのです。
また、ステラは、リップルと同じく、
ゲートウェイ企業や個人が発行するクレジット※ を
ステラネットワーク内でやり取りできます。
※ クレジット = Credit。リップルでいうIOUのこと。
2017年までは
1XLM = 0.2〜0.3円くらい
で安定していたステラでしたが、2017年5月以降、
5円台まで高騰し、約20倍の価格上昇しました。
ちなみに、システムはリップルとほとんど同じ
ということもあり、価格推移は
リップルと連動すると考えられます。
ステラを知るなら、リップルを知ることが近道です
→ 仮想通貨(リップル)とは
ブロックチェーンを知っておくとステラの理解も早いですね
→ ブロックチェーンとは
そもそも仮想通貨のことを知っていますか?
→ 仮想通貨とは 仮想通貨の種類とは
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