〜 広場恐怖症とは 〜
広場恐怖症の読みと別名は、
- 読み:ひろば・きょうふしょう
- 別名:広場恐怖・アゴラフォビア(英名)
- 英名:agoraphobia(アゴラフォビア)
- (agora=market place “Gk”)
この広場恐怖症になりやすい人は、
- 成人して間もないような若い女性に多い
- ※ 一緒にパニック障害を伴ってしまうこともあります
意味は、
- 意味:
- 『もし今ここで○○(不安発作)が起きたらどうしよう』と恐くなったり、そこに人だかりのできるのが恐いと感じる症状のこと。
- 人ごみ・公共の場・安全な場から離れることへの恐怖症
ですので、広場恐怖症の人は、
どういうときに恐いと感じるかというと、
- 恐怖の対象:
- 実は、広場が恐いのはもちろんですが、それだけに限らず、
- 旅行
- 家の外に出ること
- イッパイ人がいる状態(群れ)
- もし不安発作が出た時に逃げられない場所
広場恐怖症になると、どういう行動をとってしまうのか・・・
- パニック発作の反復とともに、
患者は発作が起きた場合に
その場から逃れられないと思われる状況を回避するようになる。
- 回避される状況としては、
- 電車
- 飛行機
- 歯科
- 理容室・美容室
- レジを待っている時
- 道路の渋滞
- ショッピングモール など
要するに、一定時間、特定の場所に拘束されてしまう環境とか、人込みの中などがありますが、人によって他にもいろんな広場恐怖の種類があります。
上の行動がヒドくなると、どうなってしまうのか・・・
- さらにヒドくなると、
などのこともあり、このような症状のことを
広場恐怖症といいます。
また、どんどんヒドくなるにつれて生活の障害がどんどん強くなってきて、社会的役割を果たせなくなっていき、
この社会的機能障害やそれに伴う周りとの葛藤が
ストレスとなって、症状が慢性化していきます。
治療方法は、パニック障害と同じで、
- 薬物療法
- 精神療法
- ※ 精神療法において、最も基礎的で大事なものが以下です
また、この精神療法の中で有効とされている療法にEMDR、森田療法、内観療法などがありますが、最も有効性についてよく研究されているのが、認知行動療法ですよね。
認知行動療法では、以下の訓練が行われ、
- 恐れている状況への暴露
- 身体感覚についての解釈の再構築
- 呼吸法など
基本的には不安に振り回されず逃げないで立ち向かう練習をし、この系統的な認知行動療法を行う施設は、日本には少ないが、臨床医は、認知行動療法的な指導をしていることが多いとされます。
があり、いろんな治療に有効性があることが認められています。
パニック障害の治療の基礎
医師がハッキリと症状について説明し、
心理教育をしていくことが全ての治療の基礎になります。
- ※パニック障害とは、理解できない発作と発作に対する不安感によって悪化していく恐怖症状のこと
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