仏教といえば、お釈迦さま。
そのお釈迦さまのお弟子さんの
目蓮尊者(もくれんそんじゃ)さんという人が、
亡くなったお母さんが餓鬼道に落ち、
※ 餓鬼道とは?(がきどう)
六道の一つである餓鬼(がき)の世界のこと。
常に飢えと渇きに苦しむ亡者の世界。
※ 六道とは?(ろくどう・りくどう)
仏教の言葉。仏語。
衆生※1がその業(ごう)※2によって
おもむく六種の世界。
生死を繰り返す迷いの世界。
・地獄道
・餓鬼道
・畜生道
・修羅道
・人間道
・天道。
六趣(ろくしゅ)。六界(ろっかい)。
※1 衆生とは?
しゅじょう。有情(うじょう)ともいう。
仏教用語で生命のあるものすべてのこと。
特に、人間をいう。)
※2 業とは?
1.なすべきこと。仕事。わざ。
2. 暮らしの手だて。生業。職業。
「家の―を継ぐ」「菓子の販売を―とする」
3. 学問。技芸。「―を修める」
逆さに吊るされている様な
非常な苦しみを受けているのを知り、
何とか救おうとお母さんに食べ物を与えるんですが、
それでも助けることが出来ず、
『どうしようか・・』
と悩み、お釈迦さまに相談しました。
そのお導きで多くの衆僧※3を招いて
ご供養の大布施を捧げたのが7月15日。
※3 衆僧とは?
多くの僧侶※4。
衆徒(しゅうと、しゅと。)※5。
※4 僧侶とは?
・出家して仏道を修行する人のこと。
または、その集団。僧徒。僧。
※5 衆徒とは?
1 平安時代以後、諸大寺に止宿していた
多くの僧。そののちには僧兵のこともいう。
衆僧。僧徒とも言う。
2 特に、中世、奈良興福寺の僧兵。
その甲斐があって、
お母さんは餓鬼の苦しみから逃れる事ができ
極楽往生が出来たそうです。
これが今で言う「お盆・お施餓鬼」の始まりです。
そして、日本で最初にお盆が催されたとされるのが、
推古14年(西暦606年)のことで、
もともとは旧暦の7月15日前後でしたが、
新暦に変わった7月15日前後だと、
農作業がメチャクチャ忙しい繁忙期とカブってしまう、、
ならば、ということでできたのが、
1ヶ月後れの8月15日前後。
だから、この時期にお盆を行うところが
多くなったと言われています。
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