歯科医師というのは歯医者さんのことですが、
では、歯科衛生士とはいったいどういう仕事なのか？？
なんで、歯科衛生士というお仕事があるのか？
歯科医師だけじゃダメなのか？
これについて、まず、日本では
歯の病気になる人がとても多くいます。
これは、生活習慣病の第１位が歯槽膿漏ということからも
分かると思いますが、
これを防ぐのは歯科医師の治療だけでは
とても難かしいわけです。
そのため、歯石を取ったり、
歯や口の中に薬を塗る、などの
予防処置や、保健指導業務をする、
歯科衛生士制度ができた、
それが歯科衛生士が必要な意味と
お仕事の内容となるわけですね。
そういった意味で歯科衛生士とは
歯科医のアシスタントをすること、
そして、それにプラスして
歯ブラシの磨き方を教えたり歯石を取ったり
歯周病や虫歯の予防などの
保険指導が主な仕事ということになります。
歯科衛生士の男女比は、
そのきめ細かい作業からも圧倒的に女性の方が多く、
男性の歯科衛生士はほとんど少数にとどまっています。
歯科衛生士の仕事内容
歯科衛生士の仕事は、歯科医師のアシスタントとして
いつもそばに付き添って診察の補助をします。
内容としては、歯の型を取るための材料や薬剤の準備、
また、治療器具の消毒をする、
インプラント等の外来小手術の介助や、
治療中の患者さんに気を配ったり
また、”歯科保健指導”といって、
歯の健康のために助言や指導をしたりすることもあります。
虫歯予防のアドバイスを保健所でしたり、
寝たきりの老人や障害者を訪れては、
「正しい歯のみがき方はこうですよ！」
と指導したり、
高齢化社会に対応して、高齢者の生活が良くなるように、
口腔ケア（摂食や嚥下の面）をするなど、
地域社会でも活躍しています。
歯科衛生士になるためには
歯科衛生士は厚生労働大臣免許の国家資格ですので、
歯科衛生士になるには、
厚生労働大臣が指定している歯科衛生士養成所
文部科学大臣が指定している学校（歯科衛生士学校）
※ 多くの養成機関の修業年数は２年課程。
※ 教育内容：基礎的教養科目と、基礎的専門科目（解剖学、口腔衛生学など）、専門科目（臨床実習を含む）からなります。
これらを卒業してから今度は
歯科衛生士試験
これに合格して、歯科衛生士名簿に登録すると、
厚生労働大臣の免許証が交付されますので（もらえますので）、
そうすれば晴れて歯科衛生士になれるわけですね。
その歯科衛生士に必要なテクニックとしては、
歯科を中心とした医学知識にもとづく
口の中で歯の汚れを取ったり薬を塗ったりする細かい技能、
患者さんに対する思いやりのある指導や相談の精神、
人を説得するコミュニケーション能力、
医師や他のスタッフとの協調性も必要でしょう。
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